一番最初に、文字や数字を表示する関数をまず知りましょう。これを知らないとプログラム(計算プログラムなど)の結果を表示させることも出来ません。まず、「アイスクリーム半額。冷凍食品3割引き。安いよ!」と画面に表示させるプログラムです。
プログラムは次のようになります。
※ 赤字の数字は、説明のために、行数を表しています。実際のプログラムには必要ありません。
また、実行結果は、こうなります。
これを使って、説明していきます。(説明が終わったら実際にやってください。)
※ 1行目のinclude文、3行目のmain関数については、説明済みなので省略します。
<文字や数字の表示---printf関数>
main関数の処理内容にあたる5行目は、メッセージを表示(出力)させる標準関数です。これを、printf(プリントエフ)関数といいます。printfのもっとも基本的な機能は、「" "」で囲まれた文字列の出力です。
(標準関数とは、C処理系がはじめから準備してくれている関数のことです。標準関数は、main関数の有効範囲「{}」の中で使います。)
<日本語の出力>
Cプログラムでは、プログラムを英数字で書くルールになっていますが、printf文の「" "」の中やコメント文の中では、日本語(漢字、ひらがな、カタカナ)の記述が可能です。(コメント文については、後から説明します。)
<\nは復帰改行>
printf関数の出力文字列の中に\nがあると、それは"\n"という文字列ではなく、復帰改行という働きをします。\nを書くことにより、出力した文字の後に復帰改行を行ってくれます。
復帰改行は、入れることも入れないことも、複数入れることも自由です。
次に、いろいろな復帰改行の例を挙げてみます。
例1)\nを入れない
例2)\nを1文に複数入れる
<文には;(セミコロン)が必要>
Cプログラムは関数で構成されていますが、その関数はいくつもの「文」で構成されています。文は終端に「;(セミコロン)」をともなっています。このセミコロンが1つの文の終わりを示します。
(ただし、後から説明するforやwhileといった制御文には「;」を付けません。)
プログラムの流れ(フローチャート)は、こうなります。
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