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<説明・実習編>
繰り返し処理(1)<for文>
Cで繰り返し処理をする代表的な制御文の1つはfor文です。次のプログラムは、画面に「いらっしゃいませ」と5回表示させるという働きをします。
<for文>
7〜9行目が繰り返し処理をするfor文です。これがもっとも基本的なfor文の用例です。このfor文は目的としては、「ブロックの中に書かれた文を5回繰り返せ」という機能になっています。
その「5回繰り返せ」という目的を具体化するために、変数iを使い、
「制御用変数iの値が1から5になるまで繰り返せ」という記述をしています。
このfor文の記述は次の意味を持ちます。
<for文の決まり文句>
Cのfor文は多彩な機能を持っていますが、もっとも基本となる用法はここに示した、「制御用変数◯の値が△から×になるまで繰り返す」というものです。
さらにこのときの変数にはiがよく使われます。iはinteration(繰り返し)の先頭文字です。そして、数え上げは「1から」行うのが普通です。
for文の決まり文句は次のようになります。
for文の決まり文句
「回数」のところには数値を直接書くこともできますし、変数で指定することもできます。たとえば次のようになります。
例1)200回繰り返せ
例2)変数nの値だけ繰り返せ
例3)i=i+1を使う
例4)2つずつ数が増えるようにしろ
<プログラムの流れ>
フローチャートは、次のようになります。新しい記号が出てきました。ここで確認しましょう。
次に、この制御用変数iを利用した繰り返しプログラムを説明します。