次から、メッセージを含んだ数値出力の方法を説明します。さきほどのプログラムでは、出力結果が「30」と表示されるだけでした。少し工夫して、メッセージも一緒に出力できるようにすれば便利です。次は出力結果に、メッセージが出るようにしたプログラムです。
<メッセージを含む数値出力>
プログラムの10行目がメッセージの出るように改良されています。メッセージを付けて数字出力するときは、
例1) printf("aの値=%d\n",a);例2) printf("aの値は %d です\n",a);
のようにします。
結果は「aの値=10」、「aの値は 10 です」となります。
<複数の変数出力>
1つの printfで複数の値を出力することもできます。たとえば、
のようにすると、
と表示されます。
このとき注意することは、出力したい2つの変数をカンマで区切って並べ、二重引用符の中にも、2つの変数に正確に対応する変換文字列を記述するということです。
<数値出力方法の記述例(整数値の変換文字列%dを使う場合)>
※ プログラムで、int a; a=12; のように変数宣言され、変数の値が決まっているとする。
記述 出力 printf("%d\n",a);
12
printf("%d%d\n",a,a);
1212
printf("%d %d\n",a,a);
12 12
printf("加算=%d\n",a+24);
加算=36
printf("数値は%dです\n",a);
数値は12です
printf("加算結果は%dです\n",a+24);
加算結果は36です
printf("加算結果は %d です\n",a+24);
加算結果は 36 です
<プログラムの流れ>
フローチャートは、次のようになります。では、次の説明へ。