標準体重プログラム
いきなり、標準体重と肥満度両方を求めるプログラムを作るのは難しいので、最初は標準体重だけを求めるプログラムを作ってください。
<標準体重を求めるプログラムに必要な部品>
まず、プログラムを作るために必要な部品は次のようになっています。
赤字部分が必要な部品です。(赤字部分は、このまま入力しないように。)
まず青字の部分だけを入力したプログラムを作ってください。
そのあと、赤字部分の部品を自分で作っていって埋めていく形にします。
<標準体重を求める計算式>
最初にも紹介した式、標準体重(kg)=(身長−100)×0.9
という計算式をプログラムに利用することを考えます。
このとき、計算処理をするにあたって、身長と標準体重の部分を変数にする必要があります。変数名は自由に決めれますが、とりあえず身長をshinchou、標準体重をhyoujunという変数名にしましょう。
そうすれば、上の式を
hyoujun=(shinchou-100)*0.9;
とすることができるので、データ処理が可能になります。
<変数の型宣言>
しかしながら、変数を扱う場合、変数の型宣言をまずプログラムの初めに行わなければなりません。ここでは、実数を扱うfloat型を使うのがベストです。
float shinchou,hyoujun;
になります。
「hyoujun=(shinchou-100)*0.9」という計算式を使う場合、計算式の中に0.9という小数点数(実数)が含まれていますので、計算式の答えの部分hyoujun変数のデータは小数点数(実数)になってしまうと考えられます。
また、shinchouの値が実数(150.5とか)である場合も考えられますので、shinchouもfloat型の宣言をしておきます。
<変数に値を入れる部分を作る>
次に、身長の数値をshinchouという変数に入れるわけですから、その入力部分も作ります。160cmの人ならば、
shinchou=160.0;
とshinchou変数に値を入れます。
<計算した値を出力する>
最後に、計算した値を出力する部分を作ります。数値だけでは寂しいので、メッセージも一緒に出力できるようにします。
「身長 ? cmの標準体重は ? kgです」とする場合、
printf("身長 %f cmの標準体重は %f です\n",shinchou,hyoujun);
となります。
また、ここで出力する値が実数なので、変換文字列「%f」を使います。
部品を埋めることができたでしょうか?作ったものが実際にうまく行くか確認してください。うまく実行できたら、解答で確認してください。