計算処理をするためには、変数以外に「演算子」も必要です。
<加減乗除>
加減乗除の演算子は、すでに説明済みですが、もう一度。Cプログラムでは加減乗除を行うには、以下の記号を用います。
演算子 機能 + 加算 − 減算 * 乗算 / 除算 */は、+-よりも先に計算されます。()があると、その中が先に計算されます。
※ また、算術対象が整数の場合、割算の結果は小数点以下切り捨てになるので、int型の変数では小数点以下まで求めることができません。
<剰余を求める>
Cでは、割算の余りを求めるには%を使います。
演算子 機能 % 剰余 たとえば、100%3の結果は、1になります。
27÷5=5 余り2 という式があった場合、
27/5ならば、割算の答えの部分5となります。
27%5ならば、余りの部分2が答えとなるのです。
<インクリメント演算子とデクリメント演算子>
プログラムでは、1加算、1減算という処理がよく用いれられますので、特別の記述ができるようになっています。++a; または a++; → a=a+1; と同じ
--a; または a--; → a=a-1; と同じ
ここで++のことをインクリメント(増加)演算子、--のことをデクリメント(減少)演算子と呼んでいます。
演算子 機能 ++ 1加算 -- 1減算 ※ インクリメント演算子とデクリメント演算子は、いまの段階では、まだ使いません。6章の繰り返し処理のところで出てきます。
今まで説明してきたことで、標準体重・肥満度を求めるプログラムを作るのに必要なことを学びました。それでは、実際に標準体重・肥満度プログラムを作ってみましょう。