<main関数(メイン関数)>
C言語のプログラムの基本となる部分は、「main(){}」です。これは、「main関数(メイン関数)」と呼ばれます。
まず、関数の説明からしていくと、関数とは「何らかの機能を持った部品」のようなものです。C言語の関数には、「文字や数字を入力する機能」を持ったscanf関数、「結果を出力する機能」を持ったprintf関数など、いろいろな機能を持った関数が存在します。
けれども、たくさんの機能があると、それらの機能をまとめて「全体を管理する機能」が必要です。この全体を管理するための機能が、C言語では「main関数」にあたります。
C言語プログラムは、いろいろな関数で成り立っていますが、その中でも「main関数」は「全体を管理する機能を持った関数」として、絶対に必要な関数です。
<「{ }」で囲むブロック>
「main()」の後ろに続く「{」と「}」の間にはプログラムで実行・処理したい内容(「実行文」)を記述します。「{」と「}」は必ず組になっていなければなりません。「{」と「}」で挟まれた部分を「ブロック」と呼びます。ブロックは、関数の有効範囲(関数が制御する範囲)を示しています。「{」でブロックのはじまりを示し、「}」でブロックの終わりを示します。もし、「{」か「}」のどちらかを書き忘れたりすると、ブロックの範囲がどこからどこまでなのかが分からなくなってしまいます。そうすると、コンパイル中にエラーが発生してしまいます。
また、実行文の最後には、必ずセミコロン「;」を付けます。