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<説明・実習編>
条件判断を行う<if文>
Cでは、条件判断はif文が行います。次のプログラムは、お買い上げ金額が--5000円以上なら1割引した金額にする
--そうでなければその金額のままにするという処理をします。
では、説明していきます。(実際に作ってみて下さい)
< if文>
12〜18行目が条件判断をするif文です。これがもっとも基本的なif文の用例です。このif文は、
「条件によってAの処理をするかBの処理をするかを決める」
というときに用いられます。
このif文の機能は次の通りです。
「if-else型条件文」
![]()
条件に一致したときには、if文の中の実行文を実行します。
一致する条件がなかった場合else節の実行文が実行されます。
※ ただし、else節に書くものがなければ(何も実行する必要がないのならば)、else節を省略することもできます。
<ブロック文>
if文やfor文(後から説明)で制御される文(実行する文)はいくつあっても、構いません。そのときに、どこからどこまでが制御される範囲なのか、を示すためにブロック文を使います(main関数のブロック文と一緒の使い方)。ブロック文は{}で示します。その意味は、
{ ・・・ここから
} ・・・ここまで
ということです。
if文の条件が満たされていると、最初のブロック文の範囲内に書かれた文を実行します。
条件が満たされていないと、else句に続くブロック文の範囲内に書かれた文を実行します。
実行される文がいくつもあるときには、12〜14行目の、
のように、{から対応する}までの間に書き並べます。
<ブロック文の省略>
実行する文が1つだけの場合には、特別にブロック文を省略することができます。たとえば、16〜18行目のelse句は、実行文が1つしかないので、
と{}を省略して書くこともできます。
<プログラムの流れ>
フローチャートは、次のようになります。新しい記号が出てきました。ここで確認しましょう。
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