答えのプログラム例と出力結果は次のようになります。
<標準体重・肥満度を求めるプログラム(例)>
![]()
<出力結果>
身長 160.0 cmの標準体重は 54.0 kgです
あなたの肥満度は -7.41 パーセントです
<プログラムの流れ>
フローチャートは、次のようになります。確認1<肥満度を求める計算式>
肥満度(%)=((実測体重−標準体重)/標準体重 )*100
肥満度(%) 判定-10%未満 やせ
-10%〜+10%未満 正常
+10%〜+20%未満 肥満ぎみ
+20%以上 肥満
という計算式をプログラムに利用します。
また、計算処理をするにあたって、実測体重と肥満度の部分を変数にします。変数名は自由ですが、とりあえず実測体重をtaijuu、肥満度をhimandoとします。
そうすれば、上の式を
himando=((taijuu-hyoujun)/hyoujun)*100;
とすることができるので、データ処理が可能になります。
※ {}は計算の中に使うことができないので、()を利用します。
確認2<変数の型宣言>
数字を収納できるような変数型宣言をする必要があります。
ここでも実数を扱うfloat型を使うのがベストです。
float taijuu,himando;
になります。
同じfloat型なので、float shinchou,hyoujun,taijuu,himandoと1行にまとめてしまってもかまいません。
確認3<変数に値を入れる部分を作る>
今度も体重の数値をtaijuuという変数に入れるわけですから、その入力部分も作ります。
50kgの人ならば、
taijuu=50.0;
とtaijuu変数に値を入れます。
確認4<計算した値を出力する>
最後に、計算した値を出力する部分を作ります。
「あなたの肥満度は ? パーセントです」とする場合ならば、
printf("あなたの肥満度は %f パーセントです\n",himando);
としましょう。
ここで、小数点以下のケタ数を指定したいときには、%6.2fや%6.1fなどと工夫します。
ちなみに完成したプログラムを使って、「ぶきっちょ」くんの身長と体重から、標準体重と肥満度を求めると・・・(「ぶきっちょ」くんは、身長120cm、体重が21kg。)
身長120cmの標準体重は18.0kg です肥満度は16.67パーセントです
になってしまいました。
肥満度(%) 判定-10%未満 やせ
-10%〜+10%未満 正常
+10%〜+20%未満 肥満ぎみ
+20%以上 肥満
「ぶきっちょ」くん、少し「肥満ぎみ」のようです。
ぶきっちょ: そうか肥満ぎみかあ。でも、標準体重を目標に、ダイエットをしよう!体重が減ったら、体重の部分の値をいれかえて肥満度をまた調べてみればいいかな。よーし、がんばらなくちゃ。
では、この章の復習をしましょう。