では、「1週間分の売り上げデータが配列uriageに入っているとき、合計と平均を求めて表示する配列プログラム」を例に説明します。
<配列データの初期化>
プログラムの最初で変数にデータを設定することを初期化と以前に習いましたが、ここでは配列のデータを初期化しています。たとえば、配列uriage[0]、uriage[1]・・・に1週間分の売り上げのデータを入れるのに、uriage[0]=96000;uriage[1]=78000;・・・などとしたのでは、代入文を7個も書かなければなりません。
ただし、配列の初期化を行う機能を使えば、データを簡単にまとめて書くことができます。記述例は次のように、
と、{}の中にデータを並べて宣言すると、次のようにデータが入ります。
<配列要素を使ったループ処理の計算>
変数iを利用した、for(i=0;i<7;i++){
goukei=goukei+uriage[i];
}
では、iの値が0〜6まで変化する間に、0番目から6番目の配列要素(箱の中身)を順にgoukeiに加算させていくことが可能です。
このとき、配列要素を扱ったループ処理で注意するのは、配列番号の添字(配列番号)が0から用意されているということです。特に、for(i=1;i<7;i++)と間違えないように注意してください。
<プログラムの流れ>
フローチャートは、次のようになります。