次に、プログラミングの簡単な流れを理解しましょう。手順は、次の3段階に分かれています。
<プログラミングの手順>
(1)ソースプログラムを作るまず、エディタを使って、ソースプログラムを作ります。(ソースプログラムというのは、プログラミング言語を使ってプログラムを書いたファイルのことです。)
ソースプログラムとは、簡単にいうと「コンピュータに仕事をしてもらうための命令書みたいなもの」です。
コンピュータは、日本語でいっても、それを理解することができません。しかし、プログラミング言語で書いたものなら理解できます(実際には、プログラミング言語から変換された機械語を理解できるということですが)。
プログラミング言語で書くのは、コンピュータに仕事の内容を理解してもらうために必要なのです。
(2)ソースプログラムをコンパイル(翻訳)する
次に、Cコンパイラを使って、ソースプログラムをコンパイル(翻訳)します。ここで分かっていてほしいのは、ソースプログラムを作っても、それだけでコンピュータが仕事をしてくれる訳ではないということです。
コンピュータが理解できる唯一の言語は機械語です。けれども、機械語を人間が理解するのは無理です。そこで、人間が理解できるプログラミング言語を今度はコンピュータが理解できる機械語に直す作業(コンパイラ:翻訳)が必要なのです。
また、ソースプログラムを機械語に翻訳したもの(機械語プログラム)を実行ファイルと言います。
(3)実行ファイルを実行する
最後に、実行ファイルを実行させます。ソースプログラムに問題がなければ、コンピュータは、命令通りのことをしてくれます。
これがCプログラム作成の簡単な手順です。
では、次からやり方を詳しく説明していきますので、プログラミングを実際にやってみましょう。